将来、ママになるために☆ ~麻しん・風しんについて~
感染力が強い麻しん(はしか)・風しんは、空気を介して人から人へ移るため、手洗いやマスクだけでは予防はできません!!十分な免疫をつけるためには『2回』の予防接種が必要です☆ 麻しん・風しんは、子どもの病気と思われがちですが、近年では、大人の感染が広がっています!!
《風しんについて》
《感染経路》 飛沫感染(咳、くしゃみ、会話、発語などの飛び散るしぶき)
《感染力》 非常に強い。1人の感染者から、免疫のない5~7人に感染させる可能性がある(インフルエンザで1~2人)。
一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
《症 状》 発熱、発疹、リンパ節腫脹。潜伏期間は2~3週間。症状がない人も15~30%程度いるといわれている。
《流 行》 春先から初夏にかけて
《妊娠中に感染すると》
お腹の中の赤ちゃんにも感染し、赤ちゃんが病気(先天性風しん症候群)を持って生まれる可能性があるとされています。
「小さい頃に風しんにかかった気がする・・・」「昔、ワクチンを受けたような・・・」その記憶正しいですか?麻しん(はしか)ではないですか?
妊娠初期の感染ほど、先天性風しん症候群にかかる確率が高くなるといわれています。妊娠前であれば未接種・未感染の場合、ワクチン接種を受けることができますが、既に妊娠しているとワクチン接種を受けることが出来ません!!
先天性風しん症候群とは
風しんウイルスの胎内感染によって先天異常を起こす感染症です。先天性風しん症候群に治療法はありません。
3大症状として、『先天性心疾患』 『難聴』 『白内障』があります。先天性心疾患と白内障は妊娠初期3か月以内の母親の感染とされていますが、難聴は妊娠初期3か月以内に限らず、しかも高度難聴であることが多いとされています。3大症状以外には、網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球などがあります。
家族で予防しよう!!
上記したように、先天性風しん症候群に治療法はなく、妊娠中はワクチン接種を受けることが出来ません。妊娠を考えている場合、感染歴やワクチンの接種状況等を「家族」で確認しましょう!!
また、感染や予防接種の有無があいまいな場合、自分の抗体を調べることができます。病院で採血することで、抗体検査をすることができます。
《麻しん(はしか)について》
《感染経路》 空気感染、飛沫感染、接触感染
《感染力》 非常に強い。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症
一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
《症 状》 約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人と言われています。
《流 行》 春先から初夏にかけて
《妊娠中に感染すると》
流産や早産を起こす可能性があります。
妊娠前であれば未接種・未感染の場合、ワクチン接種を受けることができますが、既に妊娠しているのであればワクチン接種を受けることが出来ません!!
麻しん流行時には外出を避け、人込みに近づかないようにするなどの注意が必要です。また、夫や家族のワクチン接種や感染の有無を確認しましょう!!
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