不妊について
不妊を心配したり、検査や治療経験のある夫婦の割合は、近年増加傾向にあります。また、検査や治療の経験がある割合も増加傾向にあります。
- 実際に子どもを授かってみると、第一子が生まれた年齢はもっと若いうちに欲しかったと思う人が多いようである。
- 男性・女性ともに、妊娠・出産には適した年齢があることが指摘されている。30歳代半ば頃から年齢が上がるにつれて様々なリスクが相対的に高くなるとともに、出産に至る確率が低くなっていく。
- 男性の精子は思春期以降1日に数千万個作られ、日々、新しい精子が生まれるが、女性の卵子は、出生後新たにつくられることはなく、加齢と共に質、量ともに低下する。このため、女性の自然に妊娠する力は30歳頃から低下する。さらに、35歳前後からは流産率も上昇するほか、妊娠高血圧症候群、前置胎盤の母体と胎児に与えるリスクなど、妊娠・出産のリスクも高くなる。また、男性も加齢とともに妊娠率が低下することが指摘されている。
- 年齢が上がると、妊娠・出産に関するリスクが上昇するとともに、妊娠しにくくなることが医学的にも明らかになってきている。
(H25年度厚労省白書/第3節 出産・子育てに関する意識(89~123ページ)より)(新しいウインドウで開きます)
男性不妊症について
不妊症は男女ともが原因になりうることで、不妊治療は夫婦揃って行っていきます。
生殖医療医はほとんどが婦人科医であり、男性側の診察をしないまま、精液検査の所見のみで補助(※)生殖医療(ART)が行われることが多いです。
男性に不妊症の原因が見つかるカップルは48%、この結果からも、不妊症の検査は夫婦共に受けることが望ましいと考えられます。(男性…24%、男女とも…24%、女性…41%、不明…11%)
※補助生殖医療(ART)……精子と卵子や受精卵(胚)を体外で受精させるなど配偶子を操作して行う不妊治療をさす。
(内閣府 少子化危機突破タスクフォース(第2期)資料1 石川氏 提出資料より)(新しいウインドウで開きます)
茨城県では不妊専門相談センターを設けています。詳しくはこちらへ。
高萩市特定不妊治療助成
平成27年度より特定不妊治療(体外受精及び顕微授精)と、特定不妊治療とあわせて行われた、男性の外科的不妊治療に要する経費の一部を助成する事業を開始しました。
対象となる治療
(1)特定不妊治療(体外受精及び顕微授精)
(2)特定不妊治療(体外受精及び顕微授精)の一環として行われる男性の外科的手術を伴う以下の治療
・精巣内精子生検採取法(TESE)
・精巣上体精子吸引採取法(MESA)
・その他、精子を精巣または精巣上体から採取するための手術
対象者
平成27年度内に上記対象の治療を終了した方のうち、下記(1)~(4)のすべてに該当する方
(1)法律上の婚姻をしている夫婦であること
(2)夫または妻の住所が高萩市にあり、治療が終了した時点において、1年以上継続して市内に住所がある方
(3)市税の滞納がないこと
(4)茨城県不妊治療費補助金の交付決定を受けていること
助成額
〇特定不妊治療(体外受精、顕微授精)分 上限100,000円
医療機関が発行する茨城県不妊治療費助成事業受診等証明書内の領収金額から補助金を差し引いた額です。
〇男性不妊治療分 上限100,000円
治療費の2分の1の額
申請手続き
平成28年4月1日以降に茨城県不妊治療費補助金交付決定が出た分からの申請になります。
申請は1回の治療終了ごとに、県の補助金の交付決定及び額の確定通知到着後、速やかに手続きをされますようお願いします。
申請前に高萩市健康づくり課(0293-24-2121)までお問い合わせください。
申請書類等
(1)高萩市特定不妊治療費補助金交付申請書兼請求書(様式1号)
(2)添付書類
・茨城県特定不妊治療費補助金交付決定通知書の写し
・茨城県不妊治療費補助金交付申請書の写し
・茨城県不妊治療費助成事業受診等証明書の写し
(2)の添付書類は、茨城県の申請の際、必要書類の写しを取っておいて申請してください。
・市税等完納証明書(高萩市民を除く)
男性不妊治療費の申請をする方は、下記の(3)(4)が必要になります。
(3)男性不妊治療費補助受診等証明書(様式第2号)
(4)男性不妊治療を受けた医療機関が発行する領収書の原本
※(1)の高萩市特定不妊治療費補助金交付申請書兼請求書、(3)男性不妊治療費補助受診等証明書については、健康づくり課に様式があります。
アンケート
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